東京医科大学病院 聴覚・人工内耳センター(聴こえと言葉のケア)|ACICTMU(AUDITORY AND COCHLEAR IMPLANT CENTER OF TOKYO MEDICAL UNIVERSITY - CARE FOR HEARING AND LANGUAGE)

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  子どもの笑顔
  • ごあいさつ
河野 淳

東京医科大学病院
聴覚・人工内耳センター部長より
皆様へのごあいさつ

東京医科大学 聴覚・人工内耳センター部長
東京医科大学 耳鼻咽喉科教授  河野 淳
                       

 聴覚障害をもたらす疾患にはさまざまなものがあります。疾患によって治療法が異なるので、専門の耳鼻咽喉科で診断していただく必要があります。急に聞こえが悪くなる突発性難聴などでは早期の治療、中耳炎などでは手術が必要な場合があります。これらの治療にもかかわらず聴覚障害が残った場合には、通常補聴器や人工内耳埋め込み術が適応となります。

 高齢化社会の到来といわれ幾久しくなりますが、70歳では他に耳の疾患がない場合でも、3分の1は難聴があるといわれています。日本も欧米の影響を受け、市場原理主義が蔓延し経済や医療の問題もある中、グローバル化の時代と言っても、まだまだ保守的な思考は健在で、特に補聴器など外見へのこだわりがある人は少ないとは言えません。しかし高齢化のおり70歳でも現役として働いている方も多く、また若くしても聴覚障害があれば、仕事上聴覚障害の補償が必要となります。

 一方医療水準の進歩に伴い予防医学の観点から新生児聴覚スクリーニングが始まり10年の月日がたとうとしています。早期に聴覚障害の可能性が疑われた場合には医療のみではなく、療育、教育、さらには行政による支援という協力体制が必要です。

 当センターでは、難聴者への補聴器や人工内耳に関する医療に関して、医師、言語聴覚士を中心としたチーム医療を通じて、聴覚障害でお困りの患者様のケア(先天性高度難聴小児の場合には、言葉のケアも含め)を行うと同時に、多くの関係者の皆様のご支援、ご協力を得ながら、本邦における本領域の医療においての最先端モデル(オープン型の医療システム構築)を構築することを目標のひとつとしております。

 当センターでは、広く関心のある方と相互に交流しながら活動を充実させていくことを基本としておりますので、関心のある方にはどうぞ遠慮ないご意見をお願い申し上げます。