東京医科大学病院 聴覚・人工内耳センター(聴こえと言葉のケア)|ACICTMU(AUDITORY AND COCHLEAR IMPLANT CENTER OF TOKYO MEDICAL UNIVERSITY - CARE FOR HEARING AND LANGUAGE)

子どもの笑顔
  • ごあいさつ

 人工内耳の臨床応用(1985 年)以来、東京医科大学病院では1000名を超える方に人工内耳手術を行ってまいりました。2008年からは聴覚・人工内耳センターが設立され、補聴器、人工内耳医療に関して、教育や療育、他機関との連携をはかり、医学的治療のみにとどまらない、聴覚障害にお悩みの皆様の相談・治療にかかわる努力を続けて参りました。

 この間、新生児聴覚スクリーニングから始まる新生児・乳児期における難聴の精密検査体制が全国的に確立され、早期の難聴発見とその後の聴覚補償や人工内耳医療に進む重要な過程となっています。そして、先天性難聴と判断される場合は先天性難聴の遺伝子検査も行われるようになりました。この検査が保険収載された2012年当時から当センターでは遺伝カウンセリングを含む体制を整え、検査を開始しました。現在は当院遺伝子診療センターと連携して相談や検査を行い、他施設との共同研究にも参加協力しています。 また、高齢化社会において、聴覚補償による認知機能や社会性の維持(人との関わり)の重要性も広く理解されるようになっています。補聴器導入のための視聴体験や調整管理など引き続き行ってまいります。

 当センターでは医師、言語聴覚士を中心としたチーム医療を通じて聴覚障害でお困りの患者様のケアを行います。医療の結果、思うような効果が得られないと感じている方もおられるかもしれません。また、一定の聴覚補償が可能となった場合でも、難聴自体の特性は変わらないかもしれません。何かそこに寄り添えるものがあるでしょうか?
補聴器・人工内耳装用者の方、そのご家族や関連の方の交流の場、あるいは様々な分野の専門家をお招きした勉強会など、オープン型の医療システムの構築や情報発信は、当センターの特徴であります。社会情勢やニーズを鑑みつつ、活動いたします。ご興味、ご関心のある方はご遠慮なくご意見をお願い申し上げます。

 

東京医科大学病院
聴覚・人工内耳センター長
西山信宏